そもそも、シェアハウスって?

そもそも、シェアハウスって何なんだろう?

そもそもなぜ、シェアハウスなんだろう?

 

今の世の中で、「シェア」と言う言葉は本当に定着してきましたよね。

車、自転車、住む場所、オフィス・・・他にもたくさんあるんだと思います。

シェアハウスに正しい定義があるのかどうかはわかりませんが、私たちなりのキーワードは「関わる全ての人が、成長できる場所」と言うものを大切に考えています。

住む場所を作る、建物を建てる、だけなら何もシェアハウスである必要がありません。

個室はあるけど、お風呂も、キッチンも、リビングも共同利用するから家賃が安い!これが、シェアハウスの利点だと考える方も多いようです。

しかし私たちの考えるシェアハウスは、ただ一緒に住む場所ではなくて、毎日の生活の中で体験する事すべてが、住む人々の人生が180度変わってしまうような、衝撃や、感動、変化を味わえる、成長していける場所にしたいと本気で考えています。

 

随分昔の話ではあるのですが、大学4年生の頃、北海道の工務店に修行!?と言うか、アルバイトをさせてもらっていたことがあります。

学校は東京だったのですが、いろいろあって、北海道は旭川で夏頃から、卒業の頃までお世話になっていました。

その時、会社の寮で、共同生活をさせて頂いていました。

寮には社員さんもそうですが、同じように全国から勉強に来ている方々など同時期に、年齢(20代から50代)も、出身地も北海道から九州といろいろなエリアの方が入れ替わりながら共同生活を送っていました。

私は昼間は現場で大工をさせてもらっていて、他にも同じように大工だったり、営業だったり、現場監督だったりと違う場所で、違う仕事を学ばせてもらっていました。

夜になると、一日の出来事や、お国自慢、将来の夢、単身赴任の方がお子さんや家族の話、週末の予定を相談したり等たわいもない話を毎晩のようにお酒を飲みながら楽しみました。

長野県の方が、みそ汁をいつもたくさん作ってくれて、「ご飯食べる時にかってに食べて」と言って頂き、ごちそうになっていました。

休みには網走刑務所まで車を飛ばして皆さんで出かけたり、サンロク街へ飲みにつれていってもらったりと本当に楽しい思い出です。

美瑛町や、富良野の景色はまた見に行きたくなる、本当に美しい景色でした。

 

その当時、深く考えていたかと言えばウソになりますが、今から思い返してみると、違った環境で多くの方々と過ごした時間こそが、今の自分を作るうえで、大きな経験になっているのだと思います。

だからシェアハウスをやろうと考えたわけではないですが、自分自身も本当に貴重な時間を過ごせた共同生活が、今の時代の形に変わり、仕事として取組む事が出来ることにワクワクが抑えられない状態です。

 

賃貸アパートや、マンションの経営をするという選択肢もある中、シェアハウスにこだわりたいのは、もしかすると北海道での楽しかった思い出の影響があるのかもしれません。

 

OKAJIMA